ノノノノ(4)
- 作者: 岡本倫
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2008/12/19
- メディア: コミック
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脇目も振らぬ斜滑降ぶりが眩しいスキージャンプ漫画の4巻目。
長野で行われている高校対抗スキージャンプ大会。怪我人を出してしまいポイント的にも劣勢を強いられる中でノノと天津が2人だけで逆転を狙うという展開から来るノノの2本目のジャンプはかなり燃えたのだけど、中盤からは一転して痴情のもつれで話を引っ張り、最終的になぜかオーストリア人と勝負することになるという構成が見事すぎて涙が出る。修羅場における悠太の彼女の態度は、今まとめて読むと恋しさとせつなさと心強さとを感じます。
誰もが一度は通った(と信じたい)、ノートの見開き6分の1ほどのスペースを割いて描く、スーパーマリオの自分ステージのようなフリーランス感が素敵であります。皇帝の崩御は一服の清涼剤。