GIANT KILLING(20)

GIANT KILLING(20) (モーニング KC)

GIANT KILLING(20) (モーニング KC)

サックラー率いるモンテビア山形VSETU。それまでのETUと同じ、堅守からカウンターを仕掛ける山形のスタイルの隙を巧く突いて先制したETU。劣勢のモンテビアは後半、ミスも多く監督への態度に問題があるもののプレーには巧さを感じさせるというMF小森を攻撃の起点に据えるが、それすらも読んでいた達海は小森に村越を当ててその芽を摘もうとするのでした、というのが大筋。

途中サックラーが監督になるまでの回想を挟んでサッカー観が似ている発言の伏線を回収、達海とは対照的な道を歩んできた彼が時を経て、同じ場所に同じ立場で交わるというそのカタルシスが端的に描かれているし、ETU戦はプレイヤーとしてピッチに立つことが一度たりと叶わなかったサックラーにとってのジャイアントキリングでもあるわけですね。