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The Pains of Being Pure at Heart / S.T.

Pains of Being Pure at Heart

Pains of Being Pure at Heart

バンド名を冠したセルフタイトルによるデビュー作。シューゲポップとか言うらしくて、やれマイブラジザメリだ言われてるので、ストロークスが出てきた頃くらいはまだ物珍しかった懐古主義路線が格差社会のように大きい規模でシーンに定着してしまったんだなあと哀しくなって逆に今まで見向きもしてこなかったわけですが、偶然聴いた『Everything With You』が素敵だったのでポチっといきました。こんなに騒がれてるのは何以来とか考えて見たけどVampire Weekendがすでに去年こんな感じでした。大器の久々感なし。

シューゲイザーという字面を見ただけで飛びついちゃうような層には殊更に威力の高いアルバムのような気がしました。中盤から終盤にかけての流れとかすごくツボ。甘酸っぱくて瑞々しいメロディにかったるそうな歌声を乗せる事で生じそうになるステレオタイプなまったり感がギターポップで微妙に外されてる。そういう完璧の「璧」が「壁」になっちゃってるようなところに偶然の美学というか、魅力を感じるのです。いかにも「少しはっちゃけてみたThe Magic Numbers」という風情から当然UKのバンドだろうと思ってたらブルックリン(NY)発というところからもそれは顕著。

こんな感覚はThe Shins以来ですねえ。

http://www.myspace.com/thepainsofbeingpureatheart