あまんちゅ!(1)

あまんちゅ!(1) (BLADE COMICS)

あまんちゅ!(1) (BLADE COMICS)

キューバダイビングを趣味としており陸の上でも緊急用ホイッスルを吹き鳴らす、周りを振り回しそうな類の女の子・小日向光と都会から引っ越してきた引っ込み思案な黒髪ロングのお嬢さん・大木双葉が伊豆あたりの海とか学校のプールとかで織り成すほんわか現代劇。

タイトルは生業としての“海女”というよりは、うみおんな的な意味合いが強いような気がします。楽しみの一つでもある各キャラのデフォルメ顔や、猫の造作、てこぴかりの髪型あたりは前作のマイナーチェンジという感じ。ものぐさ倶楽部は前作だけのものだったのか前作までのものだったのか。各話ここぞという時の見開きの使い方もお家芸という感じでパターン化しているのだけれどインパクトはあると思うしなんだか安心する。

しかしブレイドって一応少年誌の体を取ってると思うんだけれど、10代の読者はあの青年コミックさながらの版型と価格設定の単行本を買うのは辛くないんだろうか。俺は今でも辛い。