ノノノノ(5)

ノノノノ 5 (ヤングジャンプコミックス)

下手なだるま落としのようにズリズリと、物語が動いてまいりました。

亡き兄の彼女の妹の彼氏、つまり赤の他人で才能に胡坐をかいてる人間の典型な感じのオーストリア人・ハンスと勝負して初めて完敗するノノ。ハンスに「決定的に足りないものがある」と指摘され、どうしてそれが無いと勝てないのかを模索する傍らで女の子を解禁して場末の遊園地に目を輝かせる、という導入部です。

インターバルのはっちゃけ方は毎度目を瞠りますね。皇帝辺りのあからさまに歪んだ人の描写は村生ミオ先生の領域すら見えそうなほど。終盤ちょっと前の岸谷の無駄な冷静さも、シリアスな展開なのだけど笑いの一要素。

あとこれは5巻の話じゃないけれど、長野の大会で奥信高校が優勝確定してみんな集まった時のシーンでノノの胸が膨らんでた事に気付きました。