惑星のさみだれ(6)

惑星のさみだれ 6 (ヤングキングコミックス)

惑星のさみだれ 6 (ヤングキングコミックス)

泥人形は目が増えるごとに強さも増してるんですよと言う事で、彼我の戦力が拮抗してきて緊張感も増してきてます。だからこそ普段の日常における普通の交流(アニマに強制召集かけられるという普通じゃないケースもあるけれど)が絆に変わっていく様がナチュラルに描かれ、かつ効果的に見せる事に成功していると思う日下部・宙野メインのエピソード。幼馴染の犠牲がなければ変われなかった宙野さんと、契約によって彼女の死が1度は回避されることが約束されていながら彼女を庇って殉死した日下部君の不条理な関係。そんな勇者の生き様に応えるべく、示し合わせる事無く喪服にて弔いの戦いに臨む騎士たち。文句なく作中屈指のエピソードでありました。燃え泣き。