ぼくらの(9)
- 作者: 鬼頭莫宏
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2008/09/30
- メディア: コミック
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実際に戦場に出る事はないと思っていた妹がまんまと契約しており、母親だと思っていた人物は実は赤の他人だったという事実を知るという、ウシロの青天の霹靂が妹の献身の影で淡々と描かれる巻。カナの最後まで達観した風情というのは、やはりそこはかとない歪みを感じさせますかね。ウシロの実の母親はすごく身近なところに。あるかも知れないと思いつつも世界は狭い。
マチとのやりとりから、コエムシが元・人間である事がこの巻で判明。引き続き伏線がどんどん回収されていってる。最後にはコエムシのエピソードがあるのかなあと期待してしまいます。