ヤンキー君とメガネちゃん(1)
- 作者: 吉河美希
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/02/16
- メディア: コミック
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週刊少年マガジンで連載中。以下続刊。
中学時代は結構な勇名を轟かせるヤンキーだった足立花。まっとうな女の子になるために、高校では三つ編みメガネでクラスの委員長なんかを務めちゃったり。しかし元ヤンだったためかクラスに友達がいない彼女は、同じ匂いのするクラス唯一のヤンキー・品川君になにかとまとわりつくようになり――という話。
生まれて初めてマガジンKCを買いました。読切の時から面白かったので。昔の自分を観ているようでアレなのか、ひとりアウトローな生活を送る品川君を更正(?)させようとあれこれ世話を焼く足立さんなわけですが、ミイラがミイラ取りをかって出ているような彼女の言動が逆にトラブルを招いてしまって品川君がつい突っ込んでしまうという夫婦漫才然とした掛け合いが唯一にして最強の武器であるわけで。過剰なボキャブラリーを用いてるわけでもないんですが、楽しく読めるのはテンポの良さゆえでしょうか。デフォルメ顔がツボです。
基本的に一話完結形式なんですが、いろいろと伏線も散りばめられております。主に足立さんの家族構成とか。『銀魂』なんかと同じで、個人的にはシリアス風味はスパイス程度に止めておいて欲しいなと思います。