戦国妖狐(7)

戦国妖狐(7) (ブレイドコミックス)

戦国妖狐(7) (ブレイドコミックス)

第二部の始まりとなる巻。人を憎み力を欲し人外の存在となる事を渇望した第一部の主人公・迅火とは対照的に生まれながらに千の闇を内包し、その過ぎたる力から解放されて人として生きることを望む少年・千夜のお話。月日を経てスカした雰囲気を身につけた真介は一部で言うたまに近いポジションに立って千夜を導く役に、暴走した千夜の力で親を亡くしながらも彼らに健気に同行するヒロイン・月湖ちゃんがかつての真介ポストに収まって旅が始まります。丁寧ながらも冗長さを排したストーリーテリング能力には定評があるはずの水上先生ですので超安心して読んでられる。ただ「なう」はなあ。時事ネタだしなあ。という思いがないでもない。