信長の忍び(4)

信長の忍び(4) (ジェッツコミックス)

信長の忍び(4) (ジェッツコミックス)

北畠具教を倒して次なる標的を越前の朝倉へ定める信長だったが、織田家とも朝倉家とも同盟関係にあり、信長の義弟でもある北近江の浅井長政が朝倉家の支援を選んだことにより織田軍は挟撃に遭ってしまい、絶望的な撤退戦を余儀なくされ、千鳥は秀吉と共に殿を務める事になるというのが今回のお話。

義弟の裏切りと妹の帰還拒否によって魔道へ足を踏み入れようとする信長を引き戻す帰蝶のシーンが象徴するような、やっぱり一番苦心が予想されるのは放っておいてもシリアスになっていく大筋にギャグや小ネタを混ぜて、作風が変わらないように味を整える作業だよなー。あと松永久秀のハラハラ感パネェ。下手なバトル物より翻弄される。