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Duo505 / Walzer Oder Nicht

Walzer Oder Nicht

Walzer Oder Nicht

B.FleishmannとHerbert Weixelbaumのオーストラリアンコンビによる3年ぶりの3枚目。音楽情報を思うように集められなくなって数年、自分としては7年ぶりの再始動キターなんて思ってたんですけれど、2008年に2枚目を出していたそうで。まったく知らなかった。

流麗なメロディを、505の数字が示すようにドラムマシンTR-505を駆使したチープなビートで支えながらグリッチノイズを塗すことで得も言われぬポップな半熟電子音空間を演出するのが持ち味でしたが、今作ではどこかオリエンタルな風合いを醸し出すシンセサウンドやピアノやギターといった生音の温みや強さが加わり、若干ポストロックに接近した感じになっています。Guitarの「TOKYO」とかそのあたりが過ぎって、音の幅が広がりすぎて逆にmorrらしくないような印象を受けつつも、四角い所を丸く掃いて塵ひとつ残さないようなメロディの意匠は保たれていて、7曲しかなくてミニアルバム寸前だった「Late」とは全然違う作風になっているけれど聴けばやはり安心しちゃったりするのです。1作きりのPOSTAL SERVICEとは違ってめちゃめちゃコンスタントに活動してくれていた事も嬉しかった。しばらくは安心して次作を待てます。