よいこの黙示録(1)

よいこの黙示録(1) (イブニングKC)

よいこの黙示録(1) (イブニングKC)

とある小学校のとあるクラスに宗教が興り、栄え、滅んでいく過程を描く青山景先生の新作。「『ストロボライト』の青山景の〜」とか書いてあるけどストロボライトは読んでないので自分のイメージは何時まで経っても「SWWEEET」の頃のままなんですけどこれはワクワクする粗筋。うまく広まってこのマンとかで取り上げられれば実写化いけるんじゃないですかね。

1巻はミステリアスな少女とその幼なじみの不思議エピソードをダシにしてクラスに宗教を興そうとする1人の男子生徒の真意を突き止める為に、新任の女教師が探りを入れようとするって段階。ポップで取っ付き易い絵柄と、チャイナガールで失われたと思っていたストーリー全体にこびりつく不穏さと危うさが同居する感じが戻っていて安心しました。エピローグ兼プロローグというか、全て終わった後の町の住人達の弁から始まるところとかもう最高。今年一番楽しみにしている漫画の一つなんですけどまがりなりにも隔週誌の毎号連載のくせに休載が多すぎるのが玉に瑕。