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のりりん(2)

のりりん(2) (イブニングKC)

のりりん(2) (イブニングKC)

自転車嫌いの会社員が自転車に対してかなり高い熟練度を持つラーメン屋母娘と出会ってなしくずしに自転車ライフを送らされるストーリーの第2巻。「なにかもちがってますか」があるからそれほど陰惨な展開はなかろうと思ってますが。

主人公の丸子がロードレーサーに抱く偏見を体現するキャラが現れて一悶着起こした挙句ラーメン屋のおかみの執り成しで1週間の猶予の後にレースをする事に。引くに引けなくなった丸子はレースに勝つためのアドバイスをおかみに仰ぐも「そんな方法あるわけないでしょ」とにべもない。それでも最低限の乗り方をマスターするため、特訓に時間を費やすのでしたという流れ。

自転車嫌いを自転車に乗せるための展開とそこに到るまでの丸子の退路の断ち方も淀みなく見えるし、数ある自転車漫画の大勢を占める、思いの丈を節々に乗せて熱さを演出するというような少年漫画テイストを廃した忌憚のない切り口は大人の自転車漫画を謳うだけあるなと思います。それに「かもめ☆チャンス」のようにツール・ド・フランス日本代表として一考される程の何かを持ってるような主人公でもないしそもそもそういう気もないみたいなので、レーサーパンツを履いて日常に融け込むことに対する葛藤なんかを描く余裕なんかもあるわけです。面白い。

あとはレースのシーンかなー。「ぼくらの」の戦闘シーンからは正直滾るものはなかったので、ある程度手に汗握らせてくれるかどうかがまず見物というか、懸案事項ではあります。