Boom Boom Satellites / TO THE LOVELESS

TO THE LOVELESS(通常盤)

TO THE LOVELESS(通常盤)

『Joyride』から13年、ついに日本で5番目にアルバムが売れるまでになりましたブンサテさん2年半ぶり7枚目のオリジナル盤。ここ何年かは肉体的な音像を打ち出す路線が続いてて、今回もそれがベースだと思うんですけど、多少初期っぽい感じを端々に出してたり3曲ほどインストも収録、シンフォニックな味付けも加わってきたりで割と搦め手で来たなという印象。

『UMBRA』、『FULL OF ELEVATING PLEASURES』など長いインターバルを経た後の彼らは良作を持ってくる傾向が強いかと思われますが、今回はちょっとパンチに欠けるかもなあという感じ。とはいえバラードを歌う彼らは新鮮だったし、徒に時間を開けたわけじゃないのは痛いほど伝わります。秋以降はまた海外で活動するようだし、むしろこれからかな、と。