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Copeland The Farewell Tour Japan'10@SHIBUYA O-East 05.12

Memo Music

Copelandつうと叙情的なメロディ、内に秘めた激情、作を追うごとに幅を利かす鍵盤、手作り感がもたらす温もりとまあ、エモの教科書然としていながら段々そこが窮屈になっていくのが目に見えるようで堪らないバンドだったんですけども、今回フェアウェル・ツアーということで。なんでも、本当はこの後チャイナ公演を控えていたらしいんですがキャンセル、本日の大阪公演が本当にラストライブなんだそうです。

先ずはエモそうなバンドは大体盟友(ともだち)なOCEANLANEがオープニング・アクトとして場を暖めにかかります。彼らを見るのは5年半ぶりくらいだけど、その時もオープニング・アクトでした。久々に観る彼らはスカした雰囲気を完全に捨て去って、アップテンポでキャッチーなメロディの曲を選りすぐってお仕事に徹してくれました。多分そうなんだろうなと思いました。デュエットみたいなツインヴォーカルでメンバー間も仲良さそう。シングアロングが成立してたあたり、固定ファンもある程度いる模様。

20時ちょい過ぎあたりで出てきたCopeland、最初はトリプルギター、4曲目あたりからアーロン・マーシュが鍵盤を弾きながら歌い、終盤でまたトリプルギターという編成。1stと2ndが中心かな。LDOAを初めて観た時のデジャヴ感再び。期待感が高すぎて現実見てポカーンとするという。しかも自分としては最初で最後の生Copelandだから落差も一入。ひょっとしてライブは不得手なバンドだったのか。アーロンが鍵盤弾き出してからは多少持ち直したけど、かなり球の荒れたステージングだなという印象。ただ、3rdと4thの曲はライブで聴く方が程好くエモくてバランス良いなと思いました。『Control Freak』とかSafest Ledgeとかあのへん。By My Sideもどっかで演ってたと思ったんだけどなあ。どのへんだったかなあ。

逆に1st、2ndの曲はひとっつもペンが入ってない原稿を読まされてるような感覚でアンサンブルがおざなりに聴こえてしまい、『No One Really Wins』でもいまいちアガっていけなかったのは残念。それでもできるだけ1曲1曲噛み締めて聴きましたけども。アーロンが曲の終わりにいちいち「Thank You!」とか「アリガート」とか言ってくれるので拍手のタイミングの測りやすさは今まで観たライブの中でも随一。『California』のあたりでは刹那の無音から轟音へ駆け出すストップ&ゴーのタイミングが絶妙で、ただ適当なだけじゃないのかもなあとか思ったり。

感慨深かったのはやはりアンコール。アーロンが一人レスポールの弾き語りで『Love Affair』披露後くらいのタイミングで、足りなくなる言葉を必死でかき集めながら日本への感謝みたいなMCを紡ぐ場面。ああ(バンドが)終わるのかという思いがにわかに現実感を増す。それからメンバーが再び揃い、『You Have My Attention』で締め。惜しい。惜しいなあ。もう何回かライブを観たかった。自分演奏面ド素人ですが独りで色々ツッコミながら、バンドがステップアップしていく様をもう何回か目の当たりにして一緒に成長しているような気になりたかった。あと出来る事は彼らが残してくれた音源を聴きつつ日々を懐かしむ作業と、彼らの今後に期待を馳せる作業のみ。ありがとうございました。


1.Priceless
2.Take Care
3.I'm A Sucker For A Kind Word
4.The Grey Man
5.Chin Up
6.Control Freak
7.Coffee
8.Sleep
9.On The Safest Ledge
10.The Day I Lost My Voice(The Suitcase Song)
11.Eat,Sleep,Repeat
12.Pin Your Wings
13.No One Really Wins
14.When Paula Sparks
15.California
EN1.Love Affair
EN2.Brightest
EN3.Testing the Strong Ones
EN4.You Have My Attention