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ぼくらの(11)完

15人の少年少女が不条理なヒーローゲームに足掻く無慈悲なジュブナイルもついに完結。ウシロの戦いは事実上のラストバトルに相応しい重苦しさ。今まで戦いの余波としてしか描かれてこなかった“相手の地球に生きている人の死”を、コエムシが言うところの「縮図」としてがっつり載せる事でウシロの煩悶を強いものにしていくこの、いろんな意味で底意地の悪さが光る流れ。終盤の見開き連発で、ラストターンは最初から彼以外有り得なかったとようやく理解できた感じです。

あとは最終回で、新たな契約者達への引継ぎ役を残すのみとなった元コエムシとコエムシの役割を引き継いだあの人とのやりとりも伏線めいてるというか、最後の台詞までなかなか小粋でニヤリとする。『なるたる』よりは全然良い後味だし、まあこれ以上の着地点ていうのはちょっと見当たらないんじゃないですかね。がっちり作り込まれきっちり練り込まれたお話だと思いました。ありがとうございました。

そしてそんな余韻を、“鬼頭莫宏とあし☆すた”による初回版付録のセルフパロディ小冊子がジアースの無差別レーザーのように蹂躙してくれる。本当にありがとうございました。


今年のエントリーはこれで終了。良いお年を。