Super Furry Animals@SHIBUYA-AX 11.26

ライブは約半年ぶり、AXは1年半ぶり、SFAは2年ぶり。ということで『Hey! Venus』の時よりも大き目のハコで彼らのライブを楽しむチャンスが転がり込んだので行ってきた時の様子をまとまらない拙文にてメモ。

開演予定の7時を10分ちょっと回った所でメンバーが登場。今回もプラカード芸は健在だった。グリフが「拍手!」と書かれたカードを掲げると、すかさず犬のように同調。『Rings〜』、『Golden Retriver』など序盤から安心の名曲を堪能。中堅くらいまでのバンドなんかだと新作のツアーで演奏するとがっついて新曲で畳み掛け、新作の曲全部やっちゃったーみたいな構成も少なくないけれど、流石に10年選手はどっしりしたもの。それでもあと2,3曲ぐらい新作からやっても良かった。比較的どれも取っ付きやすいメロディーだし、ライブだとまた違う楽しみがあったかもですし。

前のほうは密集してたけど後ろはスカスカ気味。後ろの客はみんな速効性のある曲のみを目当てにしてるような感じで、途中退室も多かった。割と温度差のあるフロアでした。とりあえず俺のすぐ前にいたスケ2人。一言も喋るなとは言わないけど、せめて演奏中は自重しましょう。

プラカードとギタリストの寸劇で和ませつつ進むライブは、結構シーケンスとかもバリバリで終始スペーシーな予感を漂わせるものの蓋を開ければ多少の渋さも備えた、案外と手堅いロックのアンサンブル。コーラス絶妙。素晴らしい。『Inaugram Trams』の時にはアルバムにも参加したフランツ(・フェルディナンド)のマッカーシーまでモノクロ写真のプラカードになってたのには笑いましたよ。中盤から『Crazy〜』までは「WAOH!]のプラカードと共に周りも演者もはっちゃけだして、コンパクトな曲を連発。ずっしりした時間が続いたのだけど横ノリでいけちゃうっていう。

フレーミング・リップスが趣向を凝らした演出でファンタジックな楽しさを提供してくれるのに対して、こっちは手作り感のする演出でメンバーもほんのり道化っぽいステージング。それでもプロセスは違えど、到達点は同じといっても過言ではないわけで、ともかくもこの地続きな感じが嬉しく、等しく楽しいライブでした。ノーアンコールが宣言された後、グリフがオブリガードからダンケまで、たくさんの「ありがとう」を記したプラカードを機材の前に置いて去っていったのが印象的で、終演直後だしひとつ画像に収めてやろうと思いましたが同好の士が多すぎてステージとの距離が縮まらず、いい画が撮れず断念せざるを得なかったことが心残りです。

セットリストは大体2年前と一緒だったけども知らない曲もあったなあ。やっぱりベスト買わないとダメか。



1.Slow Life
2.(Drawing) Rings Around The World
3.Golden Retriever
4.?
5.Mt.
6.Moped Eyes
7.?
8.If You Don't Want Me To Destroy You
9.Inaugram Trams
10.The Very Best Of Neil Diamond
11.White Sox/Flip Flops
12.?
13.Zoom!
14.Hello Sunshine
15.Juxtapozed With U
16.?
17.God! Show Me Magic
18.Neo Consumer
19.Crazy Naked Girls
20.The Man Don't Give A F**k
21.Keep The Cosmic Trigger Happy