惑星のさみだれ(8)
- 作者: 水上悟志
- 出版社/メーカー: 少年画報社
- 発売日: 2009/11/10
- メディア: コミック
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泥人形もついに11体目までいきました。白道さんに負けてノイをグレードアップさせることはできなかった夕日青年ですが、とうとう亡くなってしまった祖父さんを弔った道すがら、ここにきてアニマからさらなる試練を課されることに。彼のターニングポイントはいつも実家から。
試練の相手は判明した後でよくよく考えてみると王道な感じなんだけれど、そこに到るまでの話の持って行き方が巧妙となんと言うか。読後感だけには往年の少年漫画を読んだ時のような昂揚感をもたらしてくれる、岡本倫先生なんかとも似て非なる王道の使い方。さり気なく女性陣の萌え面が散りばめられているのも良い塩梅。
ところでこれと『それ町』あたりはアニメ化にも堪え得る位に成熟する段階に入っているんじゃなかろうか。それと『ワールドエンブリオ』。この3作品がかもし出す雰囲気は、「アワーズ良い駒育ててるなあ」とか思ったりしてしまいます。