バクマン。(2)

バクマン。 (2) (ジャンプ・コミックス)

バクマン。 (2) (ジャンプ・コミックス)

サイコー・シュージンのコンビに担当が付いてデビュー作掲載、手塚賞への挑戦、ジャンプの特徴であるアンケート至上主義の裏を突いたサヴァイヴ戦略の披露に終生のライバル新妻エイジ登場、シュージンのモテ期到来、中学卒業、ペンネーム決定とイベントも見所も散りばめられた第2巻。タイトルの意味は『頭文字D』と似たようなノリらしいです。

見吉嬢を除いた主要キャラたちの会話なんかにはその年頃にしてはかなり超然としている傾向が目立つものの、まだまだストレートに青春の匂いを醸しだしていて大筋はとても面白い。この巻でようやく顔見せとなった新妻エイジも制御困難タイプな感じがよく出てる。アンケートでトップになったら嫌いな漫画の生殺与奪の権利を編集長に迫る発言は、時が時なら現在も続くジャンプシステムを提案したアストロ球団の人と並ぶぐらいのインパクトがあったんではなかろうかと。

青春パートもいいけれど、やっぱりライバルの存在はテンションが上がりますよね。