3月のライオン(2)

3月のライオン 2 (ジェッツコミックス)

3月のライオン 2 (ジェッツコミックス)

二海堂がいかに愛されているかがわかる第2巻。常に自分の事で悶々と悩んでいる桐山君が川本家はじめ周りの人々に救われていくいつもの構図に加えて、ある意味待望であった義姉が毒婦然として現れて、ねちっこいプレッシャーを主人公に与え続ける展開とかがどうでもよくなるくらいに二海堂のアホ毛がゆらめく第2巻。アニマル最新号付録の三浦建太郎先生によるカバーの絵が普通に凄い。その勢いで大阪城かなんかのように存在感が堅牢さを増していく彼ですが、キャラ設定を鑑みるに、もしもの時の落胆振りを考えると覚悟が必要になってくるんじゃないかなと思います。

あと、18話の棋譜に関する裏話的なことを綴った、監修の先崎学八段のコラムが面白かった。巻末のオマケページと合わせて読むとなお面白い。将棋は全然わからないけれど、普通に読み応えがあると思いますコラム。