結局ジャングルってどんな音楽だったんだろう

そういえば2000年1月26日発売の邦楽シングルというのはチャート的には盛り上がり必至のラインナップで、まあ主に女の戦いという感じだったんですけど、それらが反映された2月7日付(当時は木曜日付)のオリコンチャートというのは30万枚売ってもトップ3に入れないばかりか25万枚売ってもトップ5に入れないという、今じゃ考えられない初動得点の高い週だったわけです。当時のトップ10はこんな感じ。

1 (-) 65.4 (65.4) TSUNAMI / サザンオールスターズ
2 (-) 60.0 (60.0) 恋のダンスサイト / モーニング娘。
3 (-) 40.0 (40.0) ギブス / 椎名林檎
4 (-) 36.5 (36.5) 罪と罰 / 椎名林檎
5 (-) 27.2 (27.2) Don't need to say good bye / 鈴木あみ
6 (1) 24.9 (78.7) NEO UNIVERSE/finale / L'Arc〜en〜Ciel
7 (5) 14.6 (36.8) Love, Day After Tomorrow / 倉木麻衣
8 (3) 11.7 (54.0) 口笛 / Mr.Children
9 (-) 9.3 (9.3) 聖なる海とサンシャイン / THE YELLOW MONKEY
10 (6) 7.7 (37.9) 孫 / 大泉逸郎

90年代を含めてもまあそうそうないデッドヒートだったわけで、特にモー娘。鈴木あみさんなんかはASAYAN出身でありますから、その2組がシングル同日発売で1位争いに絡むこの週のチャートは番組でも大いに着目されたわけです。そういう背景もあってか、小室プロデューサーが組んだ足にさらに両手を絡めながら「モー娘。VS鈴木あみ。この対決になるでしょうね」なあんておっしゃるのも致し方ないのですが、蓋開けたら見事なダブルスコア弱っていうところで、時代が変わってきたターニングポイントっていうのはこのへんだったんじゃないかなあと思ったりしました。