僕の小規模な生活(2)

僕の小規模な生活(2) (KCデラックス モーニング)

僕の小規模な生活(2) (KCデラックス モーニング)

めでたく来年春の連載再開も決定した、もはや日記のようになっているエッセイ漫画2巻目。作者初だという2巻目。

妻が専業主婦でも食えるようになって、「僕」のポピュラリティも駆け出しの域から抜けつつあるというのに、生活の根幹が一貫して小規模を保ってるというのは、連載作品のページ数の少なさによる原稿料のアレなんでしょうか人間性なんでしょうか。妻が1巻時から見違えるほどぽっちゃりしてきてるところに規模の拡大が窺える気がするんですが。編集者との打ち合わせの仲で時折垣間見える、描きたい物と求められる物との間に生ずるちびちびとした齟齬の、多くを語らないが故の生々しさみたいなものも光らせつつ幸せそうで何より、といった感じ。