サザンオールスターズ「真夏の大感謝祭」30周年記念LIVE@日産スタジアム 08.16

初日に行かせて頂きました。
「真夏の大感謝祭」というかなりシンプルなタイトルが区切り感満載、珍しく前座を設けたりするなど多少特別な印象もありましたけれど蓋を開けてみれば普通のアニバーサリーライブというか、まあ少しでも興味があれば、当分見納めだし見ておいて損はないかもという体ではありますがなにぶん暫定ラストライブなのでみんな必死すぎ。タナボタの自分としては完全に対岸の火事なわけで申し訳ないのですけど、7万人の必死さが熱い。

定刻通りに開演してメドレーやってラストで騒いでアンコールはホロリ、という25周年ライブの時と同じ基本線をなぞった中にもスタンド席用のサブステージの登場、要所要所でなだれ込むダンサー陣の豪華さ、ヘルニアにムチ打って3曲だけパーカッションを叩く毛ガニ等、見所もまああったかと。もちろん根底に流れるのは「いつも通りのサザンをやります、伝説にはしません!」というMCに偽りの無い素敵な予定調和。ただ、1stから『KAMAKURA』までの順にやるというメドレーのパートはちょっと心が躍りました。

しかしサザンのライブは今回特にノリにくい。手拍子なんて一切せずずっと横ノリを貫いていければ乗り切れそうではあるものの、老若男女玉石混交のくせに妙に一枚岩な連帯感が特徴のファン層でありますので、Cメロあたりからやってくるあの、「タン、タタン」というリズムの手拍子が「ほら、君もおいでよ!」みたいな無邪気な強要を強いる空気がここにきて若干辛く感じたりとか。あと、開演前とアンコール待ちであの執拗に繰り返されるウェーブ。まだやってんのかと。今日日ウェーブなんてやってバンドを待つ客はここぐらいなんじゃないかという気がしてそこは逆に希少感がありましたけど、出来る限り郷に入っては郷に従う主義の私なので今回もやりきりましたウェーブ。この恥ずかしさにはいつまでたっても慣れ切れない。

ほぼ時系列で30年の足跡を追う、という構成は悪くなかったと思います。今回初アリーナ席でステージとの距離も近かったしなかなか深めに脳裏に刻まれたライブではありました。『HOTEL PACIFIC』でのダンサーのパンチラとかマンピーでのスク水ダンサーの食い込み加減とか『I AM YOUR SINGER』のイントロでのEXILEとか『エロティカ・セブン』のダンサーのボンデージ加減とか。エロティカ〜はなにげに生で聴いたのは初めてだったというのが私的な驚き。



01.YOU
02.ミス・ブランニュー・デイ
03.LOVE AFFAIR〜秘密のデート〜


04.女呼んでブギ
05.いとしのフィート
06.お願いDJ
07.奥歯を食いしばれ
08.ラチエン通りのシスター
09.TO YOU
10.C調言葉に御用心
11.働けロックバンド(Working for TV)
12.松田の子守唄
13.Hello My Love
14.朝方ムーンライト
15.思い出のスターダスト
16.夏をあきらめて
17.Ohクラウディア
18.東京シャッフル
19.そんなヒロシに騙されて
20.あっという間の夢のTONIGHT
21.メリケン情緒は涙のカラー
22.顔
23.Bye Bye My Love(U are the One)
24.Melody(メロディ)


25.愛の言霊〜Spiritual Message〜
26.シュラバ☆ラ☆バンバ
27.爆笑アイランド
28.ごめんよ僕が馬鹿だった
29.ロックンロール・スーパーマン
30.涙のキッス
31.チャコの海岸物語
32.せつない胸に風がふいてた
33.夕陽に別れを告げて
34.いとしのエリー
35.真夏の果実
36.TSUNAMI
37.I AM YOUR SINGER
38.希望の轍
39.Oh!Summer Queen〜夏の女王様〜
40.エロティカ・セブン
41.HOTEL PACIFIC
42.ボディ・スペシャルII
43.マンピーのG★SPOT


EN1.夕方HOLD ON ME
EN2.みんなのうた
EN3.勝手にシンドバッド
EN4.Ya Ya(あの時代を忘れない)