Styrofoam / A Thousand Words

Thousand Words

Thousand Words

Styrofoam新作。morrからじゃなかったので出てるのしばらく気づきませんでした。
かつてなくキャッチーな仕上がり。ジャケットを見た瞬間によぎる「あれっ?」という違和感の正体は1曲目で紙粘土のようにどろりと融解します。無駄にメロディアスで過剰な人懐っこさがそこここに配されています。「HIGHVISION」とか「ANSWER」とかの後期スーパーカーが好きすぎてたまらなくて今も忘れられなくて未だにヘビロテですとか言う人にはツボな感じだと思います。

ゲストヴォーカルを迎えた曲が5曲ほどあって、自分が知ってるのはJim Adkinsぐらいなんですけども、Mー8、Mー9あたりは聴きやすさの中になかなか紫色な部分も含まれており、さすがに一枚岩じゃないなという印象もあり。

こういうアプローチの曲はアルバムの中の要所要所にいくつかあることで有り難みがでてくるような気もしますが、ポップなものに目がなくなってきた自分としては素直に垂涎モノではあります。