惑星のさみだれ(5)

惑星のさみだれ 5 (ヤングキングコミックス)

惑星のさみだれ 5 (ヤングキングコミックス)

さみだれ姫が本来病弱である自分の体質に起因するコンプレックスによって母親のみならず姉の氷雨さんとの間にも微妙な壁を作っていた事が解り、そのへんの事情を解決すると共に夕日の心情もじいさんと和解する道に向かっていくというエピソード。

ホームドラマ寄りだけどきっちり面白い。往年のとんねるずのミリオン黄金パターンを見せ付けられているようで安心の出来。大筋の方でも、アニムスに並ぶ真打・アニマの登場とクラスチェンジという概念の登場、姫とトカゲ(の騎士)の秘密の主従を知ってしまうコスプレ剣士など世界観に燃える向きにも王道の下地をキャラの自由さで、「こうじゃないか」という先読みを微妙に綻ばせるストーリーテリングが好きな向きも退屈させない風になってるんではないかと思います。ブレイドで最近描いてるやつも普通に面白い。もうこの人大好き。