ARIA(12)完
- 作者: 天野こずえ
- 出版社/メーカー: マッグガーデン
- 発売日: 2008/03/10
- メディア: コミック
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大団円。11巻後半から畳み掛けるような展開の連続でそれぞれの変化と前進を描いています。灯里のメール相手も判明しています。最終巻はまとめてよくよく読むと若干力押しが目立つ印象かな。終わらせるぞーって雰囲気が顕著で描写もちょっと性急。アニメも原作の終了に合わせて大団円みたいですから、掘り下げはアニメに託されたって感じなのか。
競争社会を打ち出していながら競争意識を排した作りが個人的な見所ではあって、そこが先行してしまって合同練習のシーンにも、プリマの昇格試験にすら灯里や藍華の成長とか向上を感じたことはほとんどなかったんですけど、最終回でも杏ちゃんとアトラちゃんがまだシングルだったのを見た時にやっと、こいつら普通に有能だったんじゃねえかと思い至りました。別に作品のポイントはそこじゃないわけですけど。
とにかく自分には新鮮な作品でした。ありがとうございました。