ブリザードアクセル(11)完

ブリザードアクセル 11 (少年サンデーコミックス)

最終巻。中盤ちょっと前までは抑えるところは抑えて割り合い読ませてくれるなかなか熱いスポ根だったんですけども、いやそのへんは最後まで大きくブレることはなかったんですけども。どうにもペアトーナメントのあたりから失速した感じは否めなくて、さらに蓋開けてみると得意のインフレ芸ご開帳ってところで、人はそんな簡単に変わらんのだなあという教訓を得た感じです。吹雪の終生のライバルのひとりと目されていた陣くんの存在感がアメリカ編で一気に薄くなったのは痛かった。ただ最終回の、わだかまりがなくなって純粋に試合を楽しんでる風の面々のやりとりはよかった。

次回作にもほどほどに期待。