封仙娘娘追宝録(10) 天を決する大団円(上)

わずか1年半という、瞬きみたいなインターバルで出された新刊。

宝貝は全然回収されてないけど物語は最終章へ。7巻から片鱗を見せ始めてここ9年ぐらい引っ張ってきた鏡閃の復讐劇がメインには違いないですが、展開はさらに広がって。五仙の一人の思惑が絡んでる感じムンムンな上に下巻があるので鏡閃話はここで終わりかな。龍華の師匠の予言も当たり。奮闘編での“封仙娘娘”時代の龍華のエピソードがここに活きて来るわけですねと。ここに来て殷雷たち四本刀――とりわけ静嵐大帝の抱える欠陥の差異に微妙なスポットが当たったりなど、見所はいっぱいあるように思います。

ところでこれ、シリーズ完結記念のプレゼント企画が11月末日締め切りで立ち上がったようなんですけど、出るんですか下巻? 年内に? 締め切り考えたら9月には出してないとやばくないっすかこれ。