2014年面白かった漫画10選

10.思春鬼のふたり

思春鬼のふたり 1 (少年チャンピオン・コミックス)

思春鬼のふたり 1 (少年チャンピオン・コミックス)

 

 連載の方は年内で終了していますが、プロセスがどうだろうと最初の設定だけで最後まで完走する事が出来ました。

 

9.The Mark of Watzel

The Mark of Watzel (ヤングジャンプコミックス)

The Mark of Watzel (ヤングジャンプコミックス)

 

 人を救おうとする事で自らもまた救われていく、光差す物語。ラストは個人的に大好きな、たくまる圭「アニキ」の締めを彷彿とさせててこれもまた大好き。

 

8.彼女とカメラと彼女の季節

彼女とカメラと彼女の季節(1) (モーニング KC)

彼女とカメラと彼女の季節(1) (モーニング KC)

 

 ドロドロなんだけどつるっと読めてしまうこの妙は筆舌に尽くし難い。

 

7.コンプレックス・エイジ

コンプレックス・エイジ(1) (モーニング KC)

コンプレックス・エイジ(1) (モーニング KC)

 

 このままアヤちゃんがコスプレ辞めてく事になったら許さねえからな。

 

6.バベルの図書館

バベルの図書館 (エフコミックス)

バベルの図書館 (エフコミックス)

 

 エロティクス・エフ連載て時点でもしやと思ってたけど、果たして七女とはやや線を画す黒めの出来。折に触れ読み返すけど、それでも全部は解らない感じが良い。

 

5.あれよ星屑

 自分が読んだ戦後ものの中では、当時を切り取った感というか、説得力を最も備えている作品かなと思います。

 

4.子供はわかってあげない

子供はわかってあげない(上) (モーニング KC)

子供はわかってあげない(上) (モーニング KC)

 

 

子供はわかってあげない(下) (モーニング KC)

子供はわかってあげない(下) (モーニング KC)

 

 宗教やオカマが混在する話なれど、読後感は非常に爽やか、人を好きになるという事への憧憬を思い起こさせてくれる1作。

 

3.からかい上手の高木さん

からかい上手の高木さん 1 (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)
 

 この関係は西片君がMっ気出した瞬間に消滅してしまうものだと思われるので、西片君には連載終了のその瞬間まで全力で高木さんに抗って欲しいと願ってやまない。

 

2.がらくたストリート

がらくたストリート 1 (バーズコミックス)

がらくたストリート 1 (バーズコミックス)

 

 メガネ巨乳の重要性! あと、たすくとタイセイの二段階右折みたいな関係性すごくツボ。

 

1.ちーちゃんはちょっと足りない

 同発だったブラックギャラクシー6が不穏さを限りなく薄めた出来だっただけに本作の構成は今年最大のインパクトでした。空灰でもここまでではなかった。このマンとかぶって気恥ずかしいけれど、文句なく今年のベストでしたありがとうございました。

2014年良かったアルバム10選

■Aloa Input / Anysome

Anysome

Anysome

 

 



これだけ2013年作。

 

■Antemasque / Antemasque

Antemasque

Antemasque

 

 



Aphex Twin / Syro

Syro

Syro

 

 



■Avi Buffalo / At Best Cuckold

At Best Cuckold

At Best Cuckold

 

 

 

■Bombay Bicycle Club / So Long,See You Tomorrow

So Long See You Tomorrow

So Long See You Tomorrow

 



Cibo Matto / Hotel Valentine

Hotel Valentine

Hotel Valentine

 

 



Cymbals Eat Guitars / LOSE

Lose

Lose

 

 


これでもう少しヴォーカルに渋みが加わればな。

 

■KIRINJI / 11

11

11

 

 

 

■Painted Palms / Forever

Forever

Forever

 

 



くるり / THE PIER

THE PIER (通常盤)

THE PIER (通常盤)

 

 



10枚中4枚がAから始まるバンドでしたありがとうございました。

重版出来!(1)

重版出来! 1 (ビッグコミックス)

重版出来! 1 (ビッグコミックス)

かつて女子柔道でオリンピックを目指したものの怪我で選手生命を絶たれた経歴を持つ主人公・黒沢心がとある編集部のとある漫画雑誌の編集部に配属されたところから始まって、漫画家、編集、営業、書店員等、本が読者に届くまでの、出版に携わる人々の苦悩や葛藤、成長を様々な角度から描いていくお仕事漫画。

初見こそ元アスリートが漫画編集に転身という点と少女漫画的コミカルさが「編集王」を「チャンネルはそのまま!」で薄めたみたいな、非常に小学館らしいテイストのお仕事漫画だなと思ってたものの、1冊の本にまつわるドラマの濃密さもさる事ながら、登場人物の誰もが「売りたい本を売る」この1点のみに準じて行動しており、それ以上の我は不要とばかりに切り捨てられているところこそが最大の特徴かなと。だからといってキャラクターから迸る魅力やエネルギーが目減りする事はなく、全話に渡ってひとつの目的に己を捧ぐ彼らの姿はよりエネルギッシュに心を打ってきます。社長がかっこ良すぎる。やり過ぎて引くほど格好良い。

彗星継父プロキオン(1)

彗星継父プロキオン(1) (KCx(ITAN))

彗星継父プロキオン(1) (KCx(ITAN))

自分が彗星人だということは隠し、世をしのぶ仮の姿、流 星士郎として、ひっそりと暮らしていく……はずだった。あの人に出会い、恋に落ちるまでは!!! うっかり地球人のバツイチ子持ちの美人に恋して、再婚までしてしまったプロキオン!妻の連れ子・イクルくんは、父親として認めてくれるのか!?


現在は主戦場を「昭和元禄落語心中」で一躍注目の雑誌となったITANに移してるツナミノ先生の新作。前々作「シュメール星人」同様の異星人モノ。彗星継父はメテオトウサンと読むそうです。インベーダーの侵略から地球を護るヒーロー・プロキオンと再婚直後に海外勤務となってしまった妻の代わりに連れ子を育てる継父・流 星士郎の二足の草鞋を履かんと奮闘する彗星人の悲喜こもごもを描いていくようです。シュメールさんが持ってないものを全て備える代わりに、どれほど渇望すれどシュメールさんが持っているものは手に入らない的な感じがする今回の主人公像ですけれども、肝はヒーローと継父の両立ってところで、いついかなる時でも出動要請が入ればプロキオンとして現場に馳せ参じねばならない流さんなのだけど、子供の目からはインベーダーを倒すために戦場に赴くその姿が都合が悪くなるとすぐ逃げるニートにしか映らないわけで、そのへんの齟齬の描き方がたまらなく面白い。「シュメール星人」で存分に発揮されていた、日常の残念な瞬間を切り取って活写してみせる手管は今作では鳴りを潜めているけれど、テーマが家族に絞られているだけにそれはそれで続きが楽しみなところです。

2012年良く聴いたアルバム10選

■Cape Coast Radio / Cape Coast Radio

ケイプ・コースト・レディオ

ケイプ・コースト・レディオ

■The Corner Laughers / Poppy Seeds

Poppy Seeds

Poppy Seeds

miaou / The day will come before long

The day will come before long

The day will come before long

2011年作ですけどね。

■Talk / Waltz for Feebee

Waltz for Feebee

Waltz for Feebee

■METZ / METZ

Metz

Metz

■bio tolva / Chiaroscuro

CHIAROSCURO

CHIAROSCURO

■Strawberry Whiplash / HITS IN THE CAR

HITS IN THE CAR

HITS IN THE CAR

Dirty Projectors / Swing Lo Magellan

Swing Lo Magellan

Swing Lo Magellan

ZAZEN BOYS / すとーりーず

すとーりーず

すとーりーず

■Benjamin Gibbard / Former Lives

Former Lives

Former Lives

順不同。